初心に戻りたいとき、荒井由実さんのアルバム
を聴く。荒井由実さんの詩がビジュアルで、
情景が色と湿度と温度との空気感が彼女の
アルバムを聴いていた頃の気持ちに
タイムワープする。
だけあって、歌詞の描写が一枚の絵を描くよう
な表現。
画学生を目指していた私にとっては浸透力の
ある曲ばかりだった。
特に絵画的な作品で印象が深いのは晩夏という
曲で、まだ秋でもない夏の終わりのフェード
アウトしていく美しさ、日本特有の色彩の
表現、情景が日本画のよう。
歌詞とメロディーの感性の調和が輝いている。
輝きまくっている。
気持ちと季節と風景がぴったりシンクロする
ような描写に心酔してしまう。
人生の中で一番感受性が豊かで、湧いてくる
ような創造性の勢いがある時に作成されたの
ではないかと思う。
色々な方がカバーしているけれど、やっぱり
荒井由美さんの声が一番この曲のとっての
最高値で唯一無二なのだ。
夏の終わりは私の耳にこの曲がリフレイン
している。
どう?晩夏、また聞きたくなっちゃった
でしょう?
聞いて聞いて。荒井由実さん祭りの夏。
ピウプより。