片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

稲盛さんはアーティスト

学生の頃は尊敬するアーティストの画風に心酔

したり、真似したりしていた。

模写と言うわけではなく、技術的なもの、

表面上のまねっこ。

なんとなく消化不良の作品が出来上がるのだが、

真似るのは学びかもしれない。

真似しながらも、自分の興味は何か、本質は

何か、自分を作りながら自分がアーティストに

なっていくのだろう。

 

瓢箪から駒で、ある日私は会社の経営者に

なってしまった。

いままで学ぼうとしていた事とは随分

遠い世界に来てしまったように感じた。

利益を出して会社を潰さないように、社員に

お給料を払ったり、顧客とのお付き合い、

営業などなど。

今まではいつも雇われるほうだけだったので、

慣れないことばかり。

そんな訳でビジネス書を読みまくった。

マインドを180度変えなければやっていけない。

どちらかというとその時は精神論的なものを求めて

いたのかもしれない。

その中でも京セラ創設者稲盛和夫さんの本は毎日

のように繰り返し読んでいた。

信念と強烈な情熱を創造することに自分を捧

げ費やすこと。自分が無くなってしまうくらい。

自分を磨き作り上げること、自分という人間を

自分自身が誇れるほどの人間になること。

稲盛和夫さんは超越した経営者でもあり、

超越したアーティストなのだ。

カラフルな人生を送っていますよ。

自分で櫂を漕いでいるつもりでも

流れに身を任せなければならない時もある。

とにかくどんな時も元気よく面白くしたいね。

 ピウプより。