片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

今井通子さん

日経新聞私の履歴書というコラムが久々に経済界以外の方が連載している。

登山家でそしてお医者さんでもある今井通子さん。

経済界の方たちは実際筋金入りの経済人で偉業を重ねてきたからこそ私の履歴書の著者になるのだろう。

その経歴とは別にそのコラムを読者が面白く思えるかどうかはその方の表現力や感性次第。

経済界の方ばかり、しかも昭和の男性70歳以上となると内容が類型的になってしまうのは仕方のないことだろうけれど。

今井さんはご自身の経験を基に本を沢山出してきたからなのか読んでいて面白い。

娘さんよく聞けよ山男にゃ惚れるなよ~♪ 

現代ではどこか引っ掛かりそうな歌があったが、そんな窮屈な時代に山女として登山に対する堂々とした情熱が惚れ惚れしてしまう。

逆風吹きすさぶような世間をナニクソとばかりヨーロッパアルプスを制覇していく姿は誰もが応援したくなってくる。

精神的にも肉体的にもタフに自分を鼓舞して全身全霊、山に前進していく姿を生き生きと綴られている。

今月いっぱい毎日朝が楽しみ。

自分を大切にどんな時も情熱と勇気をもって泣きながらも前を進む勇敢なひと。ピウプより。