片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

昭和のおやじのように新聞を広げる

私は昭和のオヤジのように毎朝日本経済新聞を広げている。

連載コラムの私の履歴書は読んだり読まなかったり。70歳過ぎぐらいの経営者や研究者、芸術家の方々の回想録である。1か月をかけて一人の履歴書が連載される。

月初めの1日目はまず読んでみる。大体の方はこの履歴書を書くにあたっての感想や自身の過ごし来た俯瞰図などをざっと書いている。2回目ぐらいから出生時の家族の様子などが始まる。

コラムにはその界隈では知られた方であっても私のような一般人では初めて存在を知るような人もいる。日本人なら知らない人のいない有名人もいる。面白く読めるものもあれば、途中でどうでもよくなってしまうこともある。

今月は西川きよしさん。今丁度横山やすしさんとコンビを組み始めて漫才をスタートさせたところ。この人生が動き始めるあたりからのストーリーがだんだん面白くなっていくる。さすが人を言葉で楽しませるプロなので読ませてくれる。

このコラムはやはり70代以降の人が書くものなのだろう。活動もスローダウンしてそろそろ振り返っても、という年齢だろう。いつか堀江貴文さんは私の履歴書など書くだろうか?それとも逮捕歴のある人はオファーしない保守的な編集ルールがあるだろうか?だったら残念。

履歴書を読んで破天荒な生き方だな、と思うのは役者だろうか?仲代達矢さんの履歴書は映画化してもいいような生き方の熱量があった。山崎努さんも文章文体が独特でかっこよかった。女性のもコラムももっと読みたい。ピウプより。