世の中、人手が足りていないという。それは零細企業の経営者であった3年前まで、ここ10年近く悩み続けてきたことだ。
募集をかけても、反応もなければ、たまたま応募があっても冷やかしのような問い合わせ。人が来なくても広告を出すのにコストはかかる。
せっぱつまって人材派遣を頼るしかないのだが、派遣されてくる人材が仕事に即戦力になる人が来ればそれはとても幸運で、大概は教育して長く勤め続けてもらわなければ割が合わない。しばらくするうちに辞めてしまえばまた振り出しの派遣人材を確保する。
人集めには社員やパートさんの口コミの利用をしたり、同業他社と助け合ったり、あの手この手で乗り切っていた。
労働集約型産業、サービス業や建築業、保育園や介護施設な充分な労働力を確保できないとなると、顧客と注文の受け入れ量を絞っていくしかあるまい。
今回のコロナでエッセンシャルワーカーと呼ばれた必要不可欠な労働力を今後はどうやって維持ではなく、増やしていけるのだろうか。老人が増えるというのに。
人材不足のニュースが最近増えて、昔の苦労を思い出しながらも、これは企業というよりも世の中の人すべてが考えなければ自分に応報がくる。ピウプより。