片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

事業継承の難しさ

家族経営の零細企業の継承は、御家騒動というか、創業者と2代目のギャップというのはどこも悩ましいありがちなパターン。創業者は信念が強く、ゼロから立ち上げた誇りとか根性が無ければ零細企業など吹けば飛んでしまう。そういうことで、創業者は自分のやり方にこだわるワンマン経営になるのは必然だろう。2代目はどちらかというと受け身になりがちなので創業者からすれば物足りなさを感じ、任せきれずあれこれ口出しの挙句、継承がこじれたり、決裂したりのお決まりのストーリー展開。創業者一代で上場し、名の知れた企業でさえ、サラリーマン社長が事業継承したあとの創業者による撤回などが大きなニュースになる。

私の配偶者の父が創業した会社を私たちが引き継ぐときも擦ったもんだあって面倒くさいことばかりであった。社員の中では面白くない人がいても当然であろうし、まずは人間関係を信頼関係にするのが2代目。会社の中のすべての仕事を観察し学習し誠実に取り組んでいることを認めてもらうためには時間が必要でそんなにカリスマ的にリーダーシップをとれないのは2代目だ。そのうち2代目が面白くないと思っている番頭さんが創業者に批判や低評価を報告して、創業者がそうだそうだと同調してくる。

2代目も覚悟を決めて継いでいくのだから、創業者はよっぽどの事でない限り会社から離れていないと余計な問題事で会社を腐らせてしまう。経営のサステナビリティって韓国ドラマ並みにドロドロ。

そうそう韓国ドラマって朝鮮王朝の王位継承とか財閥の事業継承とかいうテーマは多いね。人間は今も昔も精神構造はそんなに変わりませんな。ピウプより。