片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

乾物はロングセラー商品

干しシイタケがしみじみ好きになってきた今日。お出汁もできるし、濃縮されたうま味がある。今まで乾物という食材は盲点になっていた。ロングセラーで愛されるべき食材は乾物だ。コマーシャルで切り干し大根や干しシイタケや高野豆腐を宣伝することはない。和食ベースなのでなかなかレシピが難しい面もあるかもしれないが、地味な日常のお食事に取り入れることでこの味にハマる。キラキラレシピに洗脳され毒されて気が付かなかった。主張のはっきりした味ではないのでエンターテイメントな食材でないことは確かだが、炊き込みご飯や、お雑煮、筑前煮などはお出汁の必要な理由が分かる。

このお出汁という思想が共通するのがフランスなのか、鰹節に注目が集まっているらしい。鰹節は鰹枯節というカビを付けた高級品は輸入の際、検疫でNGらしく、フランス国内で鰹節を作るということも始めているらしい。このデリケートな微細ともいえるような出汁が理解できるとはさすがチーズ大国。昆布も先進国のレストランでは認知されてきたらしい。シーウィード(海藻)って言うとオエッという顔だったけど、KONBUなら喜ぶかな?

米国人の友人の話で彼女の知り合いがポテトチップ替わりに乾燥ワカメを食べて胃の中のワカメがパンパンに膨れ上がり救急車を呼んだらしい。日本人にはそんな発想のない危険な食べ方。ピウプより。