片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

絵を描くこと

子供の絵を見て感動するのは発想が何処からやってきたものなのか不思議な自由さがあるからだろうか?経験にも技術にも、何のしがらみにも縛られず、準備や恐れやためらいもなく、ただ興味の向くままに体の動くままに無心に描く絵のすがすがしさ。そんな風に自由に絵を描いてみたい。

諸事情によりだんだん絵を描くことから遠ざかってしまった。絵を描くとき必要なのは物理的にも心理的にも空間、余白、スペースが必要だと諦めてしまう。あくせくと日々の生活を送る中、一人の時間を作るのが難しく、ごちゃごちゃした雑用とも仕事とも家事ともつかぬ窮屈な暮らしの中で絵など描くことができるだろうか?と言い訳してしまう。

友達がいつもスケッチブックをもっていた絵の先生の話をしてくれた。先生はいつもスケッチブックを携帯していた。ちょっとした隙間の時間、どんな場所でも、ハッとひらめいたこと、気づいたことをメモを取るようにスケッチしていたのだろうか。真面目にどっしりとイーゼルにの前に座って、パレットに絵の具をキチンと準備して描くのではなく、ほんの一瞬クロッキーのように切り取られた瞬間を描くのだ。それだったら私もできるかもしれない。

できないと簡単にあきらめるのでなく、先生のようにコツコツと日ごろから小さなスケッチを書き溜めることで自然に無心になれる空間を増やしていけるのではないだろうか?小さな工夫で少しづつクリエイティブになっていけるかもしれない。

トキワ荘 漫画家のお部屋

アーティストのひとの創造するための小さな心がけを知りたいな。ピウプより。