秋の陽は釣瓶おとし、夕方になると急ぐ用もないのに気も気もそぞろになって早く家に帰りたくなる。
陽が落ちてだんだん冷え込んで来ると温かい鍋物が恋しくなるのだが、鍋の具材は賑やかでないとなんだか寂しい。
豆腐、きのこ、白菜、春菊、葱、しらたき、お肉、などなど、沢山野菜が取りやすいのがお鍋の良いところ。
躊躇するのは1人分とか2人分とかになると材料は仕入れてはみるものの半分以上、特に野菜などは使い切れないで残ってしまう。
フードロスのプレッシャーが大きいメニューなのだ。
16:00までならランチタイムで1300円でしゃぶ鍋が食べ放題。
もう私らは食べ放題目的に行く年齢では無いけれど材料を買って作ったり、片付けたり、フードロスに罪悪感を持ったりするのが嫌なので、このお店は手軽で食べられる分だけお鍋を作り食べられるのがありがたい。
お店では栄養バランスを考えて一人鍋を楽しむ若い学生さんなどがいて感心する。
自炊でお鍋をすると3日ぐらい食べ続けなければならない。冷凍もできないし。ピウプより。