マンションの管理組合で理事のなり手が居ない。
マンション管理には複数の業務があり、設備の点検維持はエレベーターから受水槽から、電源設備、消防設備、駐車場機器 などなど多岐に渡る。
一軒家とは違って規模感も大きく12年位に一回で大規模修繕工事などは費用が莫大だ。
お金の管理運用も必要だし建築や設備メンテナンスの知識やその委託見積もりの経験がある人は少なくしかも年一回の理事交代とあっては管理会社にお任せになってしまう。
特に古くなれば古くなるほどマンションもあちこちガタが来て同時多発的に補修修繕の問題が起きる。
そうすると理事の仕事も判断も増えてくるので理事になることの負担は大きい。
そのうえ住んでいる人も古く年を取ってくるので弱り目に祟り目だ。
古いマンションはどこも問題は同じで理事の代わりに第三者委託といってマンション区分の所有者以外の人に管理組合を任せる仕組みが出てきた。
日本のマンションも高齢化に比例して高築年数マンションばかりが増えている。
この20~30年で1970年代築マンションの建て替え問題も勃発してくる。マンションは便利だけれども古くなると一戸建ての方がメンテナンスは容易いかもしれない。ピウプより。