片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

パニック・ムービーの季節

12月になってからケーブルテレビで古い定番のパニックムービーが放映される。

昨日はタワーリング・インフェルノ、一昨日はポセイドン・アドベンチャーなどなど、子供の頃から繰り返し見てきたせいか内容の隅々まで覚えているのだが、自分の好きな場面の一つか二つかそのシーンだけでも観たくなってしまう。

どちらも群像劇で様々な登場人物が、関係性を持たずとも同じ場所同じ時間、そして救出開放されるまで協力したり、分裂したりする。

ポセイドン・アドベンチャーで好きなシーンは避難逃走中、足手まといになりそうな高齢のレディーが昔取った杵柄で思わぬ力を発揮する勇敢なシーンがある。

彼女は若い時優秀な水泳選手であった。

自ら志願して水中を探索して逃げ道の誘導をするのだけれど持病と年齢が耐え切れずそこで命が尽きてしまう。

いつどこで命が尽きてしまっても不思議はない状況なのだけれど、自分の才能と勇気を発揮しつくして亡くなった事にジーンとしてしまう。

脇役たち一人一人のエピソードがこの群像物語のカラフルに面白くして感動させてしまうツボなのだ。

 

生命の危機の時には手放さなければならない何かがある。取捨選択、決断をして生き延びていくしかない。ピウプより。