片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

見た目より手間のかかる料理

古いアーケード商店街に蒲鉾屋さんを見つけた。

おでんのネタがたくさん並んでいて、店頭では仕切りのついたおでん専用のなべから湯気がでている。

このところ風も強く寒い日が続いているのでホカホカのおでん鍋の前にはお客さんが買おうか買うまいか考えあぐねて立っている。

今日はおでんを買って帰ろう。

おでんは簡単そうに見えてナカナカ手間のかかる料理だ。

おでんのネタを買ってきて出汁にドポンと入れて煮るだけで出来ないことはないけれど本当においしく作るには一つ一つのネタの始末やそれぞれ下茹でしなければ素材の生きたおでんはできない。

大根は厚く皮をむいて米のとぎ汁で透き通るまで下茹でする。餅巾着は油揚げを袋にして餅を詰めて干ぴょうで縛る。昆布は水でもどして結ぶ。ゆで卵は固めにして殻をむいておく。糸コンニャクは下茹でして結んでおく。その他の練り物もさっと熱湯をかけておく。

そんな下準備をしているうちに屋台並みの大量のおでんができてしまう。

今日は大根、糸こんにゃく、卵、がんもどき、餅巾着、野菜巾着をいろいろなネタのおでんを食べきりサイズの1.5人前で買ってかえる。



コロナ以降コンビニのおでんを見ることが無くなった。おでんはタンパク質を沢山簡単に取れるので重宝だ。ピウプより。