介護、親の介護精神的にも肉体的にも経済的にも大変だ。
私には強い助っ人がいて、介護中の不安は彼女のお陰で
誠に心強く、励ましてもらい、具体的な解決法を教えてもらい、
乗り越え、またはやり過ごすことが出来た。
彼女の親の介護歴は20年以上、勲章ものだ。
そのころ介護保険あったとはいえ、まだ軌道に乗っていないような運営であった。
そうやって試行錯誤しながらも、親の状態は次第にできなくなることが増えていく。
それに合わせて介護の内容も介護用品もアップデートしなければならない。
そんなことをずっと繰り返し続けてきたのだ。
そんな彼女の具体的なアドバイス、
例えばオムツとパットをどうやって使い分けるか、併用するか、経済的にも、
ベットからの移動方法のコツ、安全に効率よい動きで、簡単に
介護用品をどう選ぶか、本当に汎用性のあるものかどうか
お漏らしの処理・大&小、惨事を拡大させぬために、
あれやこれや。。。
これらが精神的にも肉体的にも肝心、肝心な基本なのだ。
誰かが認めて勲章をくれるわけでもなく、
何か報酬があるわけでもなく、
親への愛情だけでなく、複雑な思いのなかただひたすら、
やりぬくところまで、やり抜くのだ。
見えないところに同志たちが、同じように解決のない悩みを抱えながら
時には投げやりに、時には涙を流しながら、時には怒りながら、
それでも一生懸命にならずにはいられない、そんな毎日でも
脱力の時間を少しでも持って頂きたい。
明日のために。
ベンジャミン・バトン、見たことある?
おじいちゃんで生まれて赤ちゃんになって死ぬ、成長の逆流みたいな映画。
どっちにしても、大切な人が亡くなるのは悲しい。
でも老いて死にゆく人の権利は大切だ。
そのことは介護で学んだ。ピウプより。