最近鉛筆を削ってる?
鉛筆を削るのは私の集中力を高めるささやか
な作業。
木の香りを嗅ぎながら、シュッシュッとリズミ
カルな音で上手に削れる。
さあ尖った鉛筆の出動だ!
特に画学生の時はB~B6ぐらいの硬さの鉛筆を
常時携帯していた。
こだわりはドイツのステッドラーのブルーが
やる気のトリガー。
静かなアトリエで誰かがシュッシュッてね、
鉛筆を削ってる。
筆箱の定番はヨックモックのクッキーの空き缶
がジャストサイズ。
絵を描く人の鉛筆の先端はかなり長めで鉛筆を
寝かせて描くこともあるからね。
では白い紙に最初の線はどこから
始めようか。。
高校3年の時、予備校で浪人生のプロを見た。
鉛筆は電動削り器にて、筆箱はミサイルの発射
台みたいなやつ。
戦闘モードビンビン物語だ。
おじさんよ、もう画家としてデビューしても
いいんじゃね⤴
と高校生のわたしは心でそう思った。
昔もいまも鉛筆を使いたい派で、シャーペン、
ボールペンよりも、削れるあのタイミングが
あるだけで集中力が高まる。
飽きっぽい私でもまだステッドラー
一筋の愛用者。
このブルーが上手くいくことを保証してくれる
のだ。
あなたもステッドラー派だったよね。
たしかヨックモックの空き缶くれたよね。
高校生の自分よ、お礼はちゃんと言った
のかね?
また一緒にクロッキーなんか描きたいね。
鉛筆を削りながら。 ピウプより。