片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

ばかばかしさを突き抜けて面白すぎるホラー映画

あまりにも馬鹿馬鹿しすぎて、とうとう

バカバカしさを通り過ぎて面白すぎる

作品となったチャイルドプレイ

大量生産のおしゃべり人形が主人公で、

カテゴリーはホラーなのだが、恐怖と言うより

は、何とも言えない笑える怖さ?

小学生が学芸会で演じるホラー?

くだらなくても真面目にホラーの圧巻の映画。

 

主人公の人形はチャッキーといって連続殺人犯

の魂が乗り移った人形という設定。

ナイフを持って飛び掛かったり、とにかく

狂暴なお人形なのだが、怖いというより

滑稽なぎごちなさで殺人を仕掛けるので、

まるで大人が子供にやられるフリを

しているような、そんなビジュアル的には

違和感な設定なのだ。

なぜか極悪狂暴殺人犯がほのぼの人形という

ギャップ萌えというべきキャラクターが

受けに受けてチャイルドプレイは興行成績も

よく、シリーズは7作まで続く。

 

普段はそばかす小僧でオーバーオールを着た

無邪気なお人形が正体を現すときに、

極悪非道な形相をつくるのが歌舞伎役者の見得

のようにファンにはたまらない。

シリーズではチャッキーが結婚したり子供を

産んだりって、やりたい放題のおちゃらけ

映画になっていっても、ホラー路線は

維持しつつ展開している。

ああ、くだらないと思いつつも、ついつい

チャッキーに会いたくなってしまう

ホラー映画。

 

チャッキーみたいな人いるかもね。

悪い奴なんだけどなんか憎めないというか。

いら立つけど、たまにはかまってやりたくなる

ような、かゆい人。ピウプより。