香港の街中で何度かデイサービスのお迎えバンとすれ違うのに気が付いた。
朝、車いすに乗った高齢者の方が建物内のロビーで待機している。
香港でも介護サービスが日本のように確立されているようだ。
日本でも朝8時から9時頃、夕方4時から5時頃になると介護サービスの送迎車が頻繁に通り過ぎていくのを見る。
いつの間にかそんなことが当たり前の風景になっていることに時の流れを感じる。
20年前に介護保険ができてデイサービスという施設が一般的に知られるようになってきたのはこの10年ぐらいだろうか。
私も親の介護でサービスの利用法や利用限度などケアマネージャーさんに相談しながら学んできたけれど保険サービスのルールは少しづつ厳しくなっていくのを感じた。
それだけサービスを受ける人口が激増しているのだから。
人間はいつか終わりがくると解りつつも、ドラキュラ伯爵のようにいつまでも生き続けるように思ってしまう。
世の中の変化は緩慢に見えても突然なので観察と洞察はいつも欠かせない。
香港の小さな島の狭い道ではトゥクトゥクのようなかわいい車がデイサービスのお迎えをしていた。ピウプより。