片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

冬の太陽

寒い日が続いている。こんなに寒い冬の日でも太陽の日差しがあれば有難い。空は青く太陽の位置が低いので影が長く、冬の強い逆光のような強い太陽光が強いコントラストを作る。それを美しく感じる。冬の晴天の朝、自然の少ない繁華街でもビルの間から強い太陽の光が差し込んでくる。日差しの入る部屋はサンルームのように暖かく、寒い外から部屋に入った瞬間、その自然熱の暖かさと光の美しさに包まれて硬直した体が溶ける。冬の太陽が照らす景色が好きだ。全ての物が呼吸をしているのが見えるような冬の朝の晴天。

ニューヨーク、マンハッタンの朝は道路のマンホールからの湯気が、蜃気楼のように影を長く長く伸ばし、空は真っすぐなほど青い。スカイクレーパーの合間から朝日が昇ってくる。直撃の太陽光線。そして夕日が沈む時もコントラストが強い。冬の晴天の朝はNYが一番似合っていると思う。外を移動するのには寒すぎるけれど一度建物に入ってしまえばトロピカルモードの暖かさ。

冬は晴れの日が嬉ばしい。

夏は雨の日や曇りの日が嬉しい。夏の日差しは黄昏時が喜ばしい。ピウプより。