片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

傷だらけの天使

傷だらけの天使というドラマが見たくて、近所に住む従妹のお姉さんの家のTVで見せてもらった。なぜって、そのころ小学生高学年ぐらいで内容にヌードシーンも多く両親の前で見せてとも言いにくく。あの頃ショーケンお兄さんはかっこよかった。王子様的なルックスじゃなくて顔に傷があるのがよく似合うお兄さん。ビギのコーディネートがバッチリ決め決めで甘優男じゃないところがスーパードライなカッコよさ。小学生の小童ながらあのカッコよさにハマってた。傷だらけの天使のドラマのイントロがまた好きでショーケンが朝ご飯を食べるのだけれど新聞紙をエプロンにしてトマトを丸ごとかじって瓶に入った牛乳の蓋を口で開けて飲むのがかっこよくて、美味しそうで、なぜか真似したくなってくる。再放送も何べん見たことか。周りを固める脇役の人もそれぞれインパクトがあった。水谷豊さんのアキラのあにきぃぃ~という声がリフレインして、しばらく他のドラマにでる水谷豊さんがアキラにしか見えなかった。岸田今日子さんの社長も不気味なシャンソンのバックミュージックで登場するのにワクワクした。岸田森さんの辰巳さんも冷静で冷酷な人なのだがドジだらけの弱虫だったり。猥雑と暴力の悲しい大人の最後。

前略おふくろ様もよかったけれどやっぱり傷だらけの天使ショーケンのカッコよさと言ったら。ピウプより。