片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

とげぬき地蔵にて

今年に入って酵素風呂にはまって何回行っただろうか?今日は初めて糠100%の酵素風呂に入る。しっとりと重くじわっとパンチの利いた熱に全身包まれる。いつものヒノキおがくずのブレンドはふわっと軽く優しいじんわりとした熱の利き方。これは好みなのだろうけれど盛ってくれる店員さんは糠のほうが重くかき混ぜるのが大変らしい。全身糠漬けになった。糠の発酵により皮膚がいつもよりおいしそうにツルツルのすべすべになった。上がったら少し汗が収まるまでお茶を飲みながら一息つく。外に出るとすれ違う風が心地良い。上機嫌に磨きがかかる。

いつも気になっていたとげぬき地蔵前の七味唐辛子屋台に寄る。気のいいオジサンが好みのブレンドをパパっと作って袋に詰めてくれる。携帯用に小さな入れ物も買う。七味唐辛子はスーパーでも売っているけれど、専門店の風味には負ける。新鮮な乾燥ハーブみたいなもんだ。麻の実、けしの実の香ばしさ、ゴマや海苔の香り、陳皮のフルーティさは市販のものとは段違い。今日の晩御飯は暖かいそばにでもしようか?七味唐辛子を味わうために。

薬味は大人のささやかな楽しみ。有ると無いとでは大違い。茗荷、生姜、三つ葉、しその葉、食べる量こそ少ないけれどあると嬉しい新鮮ハーブ。七味唐辛子は常備できていて江戸時代には薬のように食べられていたとか?ピウプより。