片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

ハムン冷麺

冷麺といったら韓国のハムン冷麺。そば粉で作ったシコシコの長ーい麺。ソウルにはそんな冷麺専門店がいくつも有る。日本だって韓国料理店はそこかしこに有るけれど冷麺専門となると、あの味を体験するには韓国に行かなければならない。

極寒の韓国冬、冷麺を食べるのは日常だ。店内は大きなストーブでトロピカル状態。まずはステンレスのコップ(昔の歯医者さんで見かけてた形の)に熱々の牛骨スープが出てくる。さっぱりとしているけれど出汁が深い味で沁みてくる。ステンレスのボールに入った冷麺がほどなくやってくる。シャリシャリのかき氷がうっすらと溶けたスープに、キリッと丸くまとまった麺はほぐれず島のように浮いている。キュウリの千切りとゆで卵、梨の千切りが麺の上に彩られている。キムチは後乗せで調整。ここでさあ食べようと急いではならない。麺が想像するよりも長ーく、こしの強ーい麺なので、のざえ易く,酸味もあるのでむせ易い。そこで空かさず店員さんがハサミをもってやってくる。ボールにはさみを突っ込んで麺をチョキチョキ切ってくれる。慌てず急がず観光客対応のいつもの風景。冷たいスープは水キムチの酸っぱいつけ汁が入っておりさっぱりとしているので、韓国の濃厚なキムチが引き立つ。

こんな文章を書いているうちに冷麺食べに行きたくなってくる。

大久保に探せば本格冷麺を食べさせてくれるところあるかしら?シンプルな一品だからこそ麺やスープに手間がいる料理。 ピウプより。