片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

イ・チャンドン監督の映画

イ・チャンドン監督の映画が好きだ。

どの作品もキャスティングは演技に高い定評の

ある俳優ばかり。

ムン・ソリさんという女優はオアシスという

作品で現実から超越した演技だった。

脳性麻痺のヒロインなのだ。

イ・チャンドン監督の作品は結末は

悲劇なのだけれど、そこに至るまでの希望や

輝きが美しくあまりにも誠実で健気なので

胸がかき乱されるような思いになる。

弱い立場の人達がいる。その人たちはいつも、

いとも簡単に突然に不幸に突き落とされる

のだ。だれも味方になってくれる人はいない。

多くの人たちは無理解で独善的な態度なのが

悲しい、悲しすぎる。

 

直近の作品だとバーニング村上春樹さんの

短編小説からインスパイアされた脚本で話題に

なった作品。

言葉にはならない韓国社会の特徴的断片が

表現に盛り込まれているが、やはり弱者が

もがき続ける。

それが悲劇で終わったとしても、それでも

何かを信じて誠実であろうとする人間に

感動してしまう。

 

こういった映画はエンターテインメント

というよりは純文学的で商業的には成績を

上げられないのかもしれないが、ロングセラー

としていついつまでもみられる貴重な映画で

あってほしい。



是非見てほしい。

オアシス ペパーミントキャンディー

ポエットリーアグネスの詩 バーニング 

みてね。ピウプより。