片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

暮らしの中の瞑想。

毎朝鉄瓶でお湯を沸かす。

この鉄瓶を母から譲り受けてから一日一回は白湯を作ってポットに入れておく。

鉄瓶は錆やすいので、必ず最後に空焚きをして水分を飛ばしておく。

毎日鉄瓶の中を見て湯垢がどのくらい出来ているか確認作業が楽しい。

湯垢は水分のカルシウムなどの成分で鉄瓶を錆から守ってくれる。

鉄瓶を育てる、朝のルーティンの作業。

 

丁寧に暮らすことが今まで出来ずにいた。

ただ慌ただしく、時短などの工夫をすることに血道をあげていたのだ。

 

糠みそをかき混ぜる。どんな感じか感じるため。

水分が多いか?発酵しすぎか?塩を足す、糠をたす。

よくかき混ぜて、大豆を入れてみたり、煮干しをいれてみたり、

青梅をいれてみたり。かつて母が供してくれた味が作れるだろうか?

懐かしくおいしい糠漬けが。

額床のコンディションをみて、感じてみる。

 

丁寧に暮らすことはさほど難しいことでもなく、淡々と毎日の習慣の集積で

無駄なこともなくなり、気持ちよい自分でいることができる。

感じること、感覚で判断できるようになること。

漁師さんが指一本の感覚で今日の海の様子を判断できるような。

昔昔、紅茶キノコっていうのが流行ったけど

確かあなたのお家にあったような。。

私は一度も食べたこともなく、あれはいったい何だったのか。ピウプより。