付録付きの漫画雑誌、りぼんを買ってもらうのが小学生だった頃の最大級の
楽しみだった。
付録の定番はお便りセットとかノートとかシールとか紙ものが多かった。
そんなものでも興奮するほどワクワクして使わずに大切にしまっておいたけど、
あれはどこへ行ってしまったのだろう。
漫画も少しお姉さんが読むような内容なので背伸びして読んでいた感じだった。
その中の作家で今でもファンの作家が、山岸涼子さん。
あの頃、巻頭カラーで連載されていたのがアラベスクというソ連時代の
バレエのお話だった。なんとソ連時代!
キエフ出身の主人公がボリショイバレエ団に入って、というような設定で
当時の小学生にとっては遠い遠い世界だったけれど、物語には引き付けられて
続きの来月出版が待ち遠しかった。
山岸さんは今もバリバリ活躍中で物語も画風も美しく、短編も長編も
いつもMAX力作なのでずーっとずっとファンを続けている。
彼女の作品は国宝芸術級。
いつまでも作品を発表し続けてほしい!
最近は電子出版により絶版の漫画もいつでも読めるようになったのが嬉しい。
あの頃は漫画家も百花繚乱で、漫画雑誌もバラエティに富んでいた。
今は昔。
沢山コミック貸してくれてありがとう!ピウプより。