片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

幸福な子供時代

子供時代は幸せな時間。

一日が長かった。

 

若かった母は、家で家計の足しにと洋服を仕立てていたので、

昼間、母はいつもそばにいた。

買い物に一緒に行くと生地屋さんやボタン屋さんに寄って材料を仕入れる。

生地屋さんには色とりどり、様々な模様の布がずらっと並んでいて、

母が品物を選ぶと店員は手際よく裁ちばさみで一機にカットする。

そんな風景が面白くて、いつまでも眺めていたかった。

 

若かった父は日曜日には子供と一緒に遊んでくれた。

私の好きな遊びはロデオ。

父が暴れ馬になって、幼児のおとうとを背中にのせる。

父が大きく体を揺らすと、おとうとが落ちそうになりながら、

必死にしがみついている姿が、

可笑しくて、可笑しくて、ゲラゲラ笑いころげた。

 

屈託のない毎日に、両親に守られて、

子供が子供らしく過ごせた幸せな子供時代を送れた。

 

今は1日がだいぶ短く感じるうようになってきたけど、

一時一時を丁寧に、私が私らしく過ごそうとしている。

 



子供時代はどんなだった?

あなたも幸せな子供時代を過ごしていたのでしょう。

大切にされたおもちゃが証拠。 ピウプより。