片道書簡のラブレター

大切な人を思い浮かべながら手紙を書きます。

艱難,汝を玉にす

悲しい事、辛い事、悔しい事、忘れたいけど忘れられない事

そんな事は起きないほうが良いけれど。

全く何も起きていなかったとしたら学べないこともある。

艱難辛苦、紆余曲折 4文字熟語のコンボ

最大級の苦しみと辛抱を得て、あちらこちら遠回りしながら

生きて来ましたよ、ってイメージ的には40歳以上だろうか?

 

多かれ少なかれある程度の年齢を重ねれば他者の痛みも理解できるだろう。

大変だったね、辛かったね、苦しかったねと。

 

戦争の時代に生まれた人たち、戦争のある国で生まれた人たち

過酷な環境に生まれた人たち

そしてそこから生き延びた人たち。

私は共感できるだろうか?

大変だったね、辛かったね、苦しかったね、など白々しい言葉

はやすやす掛けられまい。

 

その経験者はその苦難を他者に話しても理解はされまい、

共感などありえないと感じるのではないだろうか?

自分からその経験を語ることはしない。したくないのか。

 

今までは幼すぎて、そのような経験を自分から聞いて受け止める力

が無かった。

でも今なら自発的に聞き、知りたいと思う。

 

おじ様は旧満州から引き揚げてきた、と誰からきいたか、

おじ様自身からではなかったけど、

もっとそのお話をおじ様から聞いておけばよかった。

もしかしたら話すのは嫌だったのかもしれないけど、

伝える言葉が素晴らしかったおじ様だったから、

私は震えていたかもしれない。 ピウプより。